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スポーツ障害

ケーススタディ|股関節痛② ランニング障害

◆症状・経緯

日常的に10キロ前後のランニングしている40代男性。股関節を横に曲げていくとつまる感じがするとのことで来院。思い当たる原因としては、大会前ということで月間走行距離を伸ばしており、一日の走行距離が増えていて疲れがぬけていないとのこと。

◆見立て・施術

整形外科的検査と動作分析により、大腿直筋とその下の組織に滑走障害(滑りが悪くなっている)が起き、痛みを誘発していると判断。筋肉間の滑りを良くする施術をしたところ、痛みが解消しました。

◆考察

ランニングを日常的にしていると鼠径部の筋肉付着部に炎症が起こりやすく、治癒する過程で周辺組織との癒着、とまではいかずとも滑りが悪くなり(滑走障害)、痛みを生じる事が多いようです。プロのスポーツ選手はトレーナーを雇って日常的にケアしていますが、アマチュアの場合も、メンテナンスがてらお近くの治療院に行くと、選手生命が長くなる場合も多いと思います。走り込み過ぎた時や大会前後などで、疲労がたまっているなと感じたり、何となく違和感がある場合は、出来るだけ早めに施術を受けてみて下さい。慢性化すると治りにくくなってしまいますので早めのケアをお勧め致します。お近くの治療院に行ってみて下さい。調布の方は是非春宵堂治療院へお越し下さい!

中村正佳

中村正佳

鍼灸あんまマッサージ指圧師 -関節の痛みを専門とし、研究、施術に励んでいます。

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