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スポーツ障害

ケーススタディ|肩関節の痛み~筋トレによる損傷~

◆経過・症状

20代男性。日常生活に支障は無いが、ある一定の動きをしたときにだけ痛みが出るとのことで来院。この方は筋トレが趣味で、日々鍛錬しているそうですが、この肩の痛みの為に思うように筋トレが出来ないとのこと。

◆見立て・施術

痛みについて観察してみたところ、自発的な動きでは痛みが出るが、他動的には痛みが出ないことが判明。インナーマッスルとアウターマッスルのバランスが崩れて出ている痛みだと判断してアウターマッスルの緊張を鍼と徒手療法によって緩めたところ、痛みが改善しました。

◆考察

これはよくあるケースで、アウターマッスル(この場合は三角筋)の筋トレをしすぎたことで、肩関節の動きのバランスが崩れて起きる症状です(専門的には肩関節求心位のバランスが崩れることによります)。

筋トレを始めて数ヶ月後に出ることが多いようです。筋肉のバランスが崩れることによる痛みは画像診断では映らないため診断できず、整形外科ではリハビリに回されなければ、痛み止めなどで対応されることもあるでしょう。そういう場合は、鍼灸的な施術が効果があることがありますので、お近くの鍼灸院に行ってみるのも有りだと思います。調布周辺の方は、是非春宵堂治療院にお越し下さい。

中村正佳

中村正佳

鍼灸あんまマッサージ指圧師 -関節の痛みを専門とし、研究、施術に励んでいます。

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