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女性特有の症状

更年期障害とは?《番外編》

更年期障害には何が良い?

更年期障害、前述したように色んな症状が起こりますが、何個も症状が重なると、かなり辛いですよね。肉体的な辛さもあるし、更に精神的にも落ち込むともっと辛い。

しかも、「更年期障害」という言葉の響きそのものが「年を取ったんだ」「おばさんになってしまった」など、ネガティブなイメージを連想させる響きを持っているため、年齢を重ねているという事実を受け入れられず、更に悪化する、というところもあるようです。

  • 実例①

そういう感じで更年期を受け入れられず辛い状態が長く続いていた人に、ある人が「更年期障害じゃなくて、美少女障害と言ってごらん」という声かけをしたところ、その言葉を口にする度に可笑しくて笑ってしまって良くなっていくきっかけになった、というエピソードがあります(※1)。

症状は変わらないんだけど、更年期を笑って考え方を変える事で良くなっていった訳ですね。

  • 実例②

これは友人のお話。更年期で体調が悪い時期に、あるアイドルグループの追っかけを始めたらしいのですが、色んなコンサートやイベントに参加するうちに、気がついたら体調が良くなっていた、と言うのです。彼女はもともとアイドルファンなどを馬鹿にしていたらしいのですが、曰く「推し活は更年期に効く」とのこと。

西洋医学的にも、子育てが一段落したり「空の巣症候群」とも言われる時期と更年期が重なっている部分もあるようです。気分転換したり、何かに打ち込んでみたり、とにかく楽しい事をしてみる、というのも、更年期障害にとっては「良い薬」になるかも、知れません。

東洋医学的に考えてみると、笑ったり夢中になったりすると、気持ちが動きます。気持ちが動くと気も流れて、所謂「気滞」=気の滞りが改善され、血の流れも改善し、更年期障害が改善するのだと思います。ですので、運動も「更年期の薬」になります。ただ、40代50代で急に運動を初めると逆に腰や膝を傷める事も多々ありますから、やり過ぎ頑張りすぎには要注意です!

※1 齊藤一人さんのエピソードです。美少女、という例えが、ある意味年を取る事を否定して若さにしがみついている印象、ルッキズム的で不快だと思う方もいるかも知れませんが、「更年期の年齢なのに美少女とか言っちゃって!」と面白くなってしまう部分もあるのかも知れないなと思います。

本山 裕子

本山 裕子

鍼灸師 ‐婦人科系、内臓系、心のお悩みが得意分野です。

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