◇症状・経緯
お母さんと来院したR君(男児、7歳)。3歳の時にネフローゼと診断され、再発するとステロイドを飲み、副作用に悩まされていた。
◇見立て
ネフローゼとは、体に必要なタンパク質が尿から排出されてしまう病気。問診から、腎臓の弱りがネフローゼの原因と診断。
「腎臓」といっても西洋医学の腎臓ではなく、東洋医学的な「腎の臓」のことで、尿の生成だけでなく、子供の成長・発達や、大きくなると生殖や老化にも関わる臓腑です。また、Rくんの場合、ストレスも蛋白尿の出る原因としてあるようだった。
◇施術・経過
通院された期間は約1年間。痛くない鍼、温灸などの施術とともに、ストレスによる体の緊張や熱を取る施術も合わせて行った。
素直に施術を受けてくれたR君にも、一年間、信じて任せて下さったご家族の方達にも感謝しています。
◇施術後のフィードバック
痛いのではと不安にならないよう、子供の気持ちになって、心と相談しながらやっていただき、嫌がることなく制術していただいています。 この一年、薬を飲むことなく過ごせてることに感謝しております。ありがとうございます。(R・F君のお母さん)