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内臓系の症状

ケーススタディ|自律神経失調症(胃腸障害・動悸etc) 

◇症状・経緯

30代女性。胃腸症状(痛みともたれ感)と、頭痛、動悸を主訴として来院。
特に胃腸に関しては中学生の頃からあり、経過が長かった。また、問診の結果、背中の凝り感、痛みや動機、頭痛などの悩みもあった。

◇見立て

ストレスが胃腸の働きを抑えている(肝胃不和)と判断。

◇治療と経過

胃の緊張を緩めるための施術をした結果、胃の不快な症状はかなり改善。また、背中の凝り感、痛みや動機、頭痛もまた、ストレスによる緊張を緩める治療でかなり緩和された。2回で緩解し、治療を終了。

◇施術後のフィードバック

辛かった胃腸などの症状が和らぎ、2回目は背中の治療もして頂きありがとうございました。
鍼治療は初めてでしたが、不思議な体験でした。何故そこに? という場所に鍼をしただけ(ではないと思いますが)なのに、ベットから立ち上がった時の、あの身体が軽く柔らかい感覚は忘れられません。身も心も癒されました。またきつくなった際はよろしくお願いいたします。

◇鍼灸師からのコメント

胃腸はストレスによって働きが抑制されやすいので、ストレスが原因で胃腸症状を訴える方は多いです。
今回のケースのような胃腸の痛み、もたれ感のほかにも、便秘、下痢、逆流性食道炎、過敏性大腸炎や胃潰瘍などもストレスが発端で起こることが多いです。

ストレス恐るべし。
ストレスが原因で難病になってしまうことも多いです。症状が軽いうちにストレス発散したり治療などで緊張を取り、病気を防ぐことが必要だと思います。病気にはなってしまうと、良くなるのに時間とお金がかかりますが、その前におさめておくと、今回のように2回の治療でほぼ日常生活に支障のない状態になれるのですから・・・。自分の身体と向き合い、不調を放置しない努力も必要ですね。

本山 裕子

本山 裕子

鍼灸師 ‐婦人科系、内臓系、心のお悩みが得意分野です。

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