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内臓系の症状

ケーススタディ|嗜眠傾向

◇症状・経緯

27歳の男性。大学2年生頃から、一日中やたらに眠い。特に11時、15時が眠い。仕事に支障があるので治したい、とのことで来院。

大学生の時に一人暮らしを始め、体重増加。学生生活は楽しかった。高校生の時、胃もたれと口臭で「湿熱」との診断を受け漢方薬を飲んでいた(中国の方で、中国の大学で日本語を勉強したのち来日、日本で働いてらっしゃいます)。今の会社でストレスは忙しいこと位。自転車で多摩川沿いを走るなど週末は運動している。三食決まった時間に自分で作ったり弁当を買ったりして食べている。

◇見立て

初診時は、食後すぐでなく2~3時間後に眠気が来ていることから、脾胃の特に脾の湿熱と判断。

◇施術

脾の湿熱をターゲットに刺鍼するも、それで芳しい変化がなく、肝鬱(ストレスなどの緊張)治療を加えると変化が見られたため治療を終了。施術後頭がはっきりしているとのこと。2診目、効果があり眠気が減っているとのことでした。

◇鍼灸師による考察

肝(ストレス)の反応もあったものの、脾の湿熱がメインとしてまず胃腸をターゲットに治療しましたが、外国に暮らしているだけでも緊張感はあるでしょうし、やはり肝は関わっていたようで、まず肝を叩くと脾が残りました。肝と脾が同じ比重で病に関わっていたようです。

問診の時に食事の量や質について詳しく聞くので「食事は関係ないよ」と怪訝そうでしたが、直後効果で治療が効いたので「食事の回数や量を工夫して減らしてください」という養生指導も聞いて下さり、更に症状の緩解を見ることができたのだと思います。

私も胃腸が弱いのですが、食べ過ぎるとまず胃に負担がかかるため、食べた直後に眠くなります。学生時代、五時間目はお昼寝タイムでした。昔は、小食でも給食を無理やり食べさせられていたからです。食べられなくて、掃除が始まっても食べていた時も。人それぞれ、食べる量も違いますよね。今は、朝ご飯は食べず(食べると眠気で午前中仕事ができない)昼は腹八分目にしています。夕ご飯はほぼ炭水化物無し。おやつはほどほどに。これが私にとって一番心地よい食事量ですが、これも人によって様々。育ち盛りの子供でなければ、どんどん老化して代謝が落ちている年代にとっては「三食食べるのが健康の元」は幻想です。断食などストイック過ぎてもダメですが、食べれば健康という思い込みもまた毒となる方も。まずは自分の胃と、腸と、お話ししてみましょう。

本山 裕子

本山 裕子

鍼灸師 ‐婦人科系、内臓系、心のお悩みが得意分野です。

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