【2025年4月休業日のお知らせ】中村鍼灸師は、13日から16日までお休みをいただき、休み明けの17日(木)は終日営業いたします。

自律神経系(不眠・疲労感・気分障害・胃腸障害)

入眠時に起こる症状~動悸・閃輝暗点・大きな音が聞こえるなど

不眠とは??

不眠と一言で言っても症状は様々です。

入眠できない/中途覚醒/早朝覚醒/夢が多い/悪夢/寝汗  ・・・などなど。

今回は、何らかの理由で「入眠できない」という事に焦点を当てて考えてみようと思います。

東洋医学的に睡眠とは??

東洋医学的に睡眠をどう捉えているのでしょうか??

まず、起きている時、目が覚めている時。

人体の外側、表面(陽の部位)には衛気という陽の気が表面をものすごい速さでぐるぐる回っており、免疫などのように人体を守っており、

それに対して内側(陰の部位)を、血液と一緒に営気と言う陰の気がめぐって臓腑を栄養していると考えています。

そして眠る時、その衛気は体内に入り、それまで体内をゆっくりめぐっていた営気が外に出ます。
まとめると以下の様になります。

昼(覚醒時)   営気(陰)         衛気(陽)

夜(睡眠時)   衛気(陽)         営気(陰)
           ×↓ 体内に入れない
病理状態    体内(         体外(陽)

生理状態     体内         体外(陽)
         

この時体内(陰の部分)に衛気(陽の気)が入っていきます。生理的には、体内が陰に保たれている事が安眠にとっての条件です。

ところが、ストレスや飽食、飲酒などによって、体内は熱傾向になります(実熱)。また、老化などによって身体の潤いがなくなり、東洋医学的な血虚、陰虚となっても、相対的に陽が余るため熱傾向となります(虚熱)。

夜、入眠しようとする時に衛気が体内に入って睡眠に入ろうとしますが、その時、何らかの原因によって体内に熱があると、熱同士が喧嘩して衛気が中に入れず動悸や閃輝暗点、聴覚の異常が起こるし、内側に衛気が入れたとしても、そこで熱同士が闘い、悪夢や寝汗となるし、すぐに目が覚めるなどと言う症状が起こる訳です。

西洋医学的にも、深部体温を低くすることが安眠にもっていくコツだそうで、考え方が東洋医学と同じなので興味深いなと思っています。深部体温を低くするために、寝る直前の風呂は控えた方が良いし、飲酒など心拍数が高い状態(東洋医学的な熱)もよくないし、またスマホやPCなど光っている物を見続けたり(熱源と接する)、仕事をする、怒りや焦りなど興奮するような事を考える等も熱となるため、良くないとされているわけです。

ただ、強いストレスがかかっていて自律神経が興奮し続けていたりすると、いくら早めに入浴したり飲酒を控えても、症状が起きてしまう人は多いと思うし、そうなると心療内科で入眠剤・・・という治療法くらいしかないのかも知れません。

鍼灸施術でどうするのか?

東洋医学的には、体内の熱を冷ましていく施術をすることになります。原因により異なりますが、ストレスからくる緊張が原因の場合はその緊張を取っていくし、もし血虚など血や水が減って睡眠に入れない場合は、それを補う施術になります。

また、人によって症状が異なるのは、熱のある部分が違うからだと思います。例えば、心の臓器ですと動悸や不安感となるし、肝だと夢や悪夢、湿痰が体内にあって熱と重なっていれば大量の寝汗となったりするでしょう。症状からも、どこに熱があるのかを推察することが出来ます。

入眠時に動悸などの症状を感じて当院におみえになる方は実は多いのですが、症状が辛いだけでなく、動悸というのは心臓の問題だと考えられるため、循環器内科に行ったり検査をしても原因が分らず、そうなると西洋医学的に治療方法がないため、不安となり不安から更に緊張して症状が悪化する、という悪循環に陥っていってしまっている方も。

ちゃんと原因に対して適切な施術を受ければ、人によっては思ったより短期間で症状の軽減をみることが出来ます。上記の様な症状でお困りの方は、お近くの針灸院に行ってみてください。調布や京王線沿線の方は春宵堂治療院へお越し下さい。

本山 裕子

本山 裕子

鍼灸師 ‐婦人科系、内臓系、心のお悩みが得意分野です。

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