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関節の痛み

ケーススタディ|整形外科で治らなかった坐骨神経痛

◇症状・経緯

50代男性。20分も座っていると右太腿裏側が痺れて座っていられない状態になり、整形外科を受診。坐骨神経痛と診断され治療を受けたが改善せず、鍼治療を受けるために来院。

◇見立て

病院では「坐骨神経痛」と診断されたとのことですが、どういう疾患なのかご存知でしょうか?
実はこれ、症状を表している「診断名」なんです。かんたんに言うと「坐骨神経が痛む症状が出ている病気」ということ。
つまり、「なんで坐骨神経に痛みが出ているのか?」は、病名を聞いただけでは分かりません。さらに言うと「坐骨神経に痛みが出ている原因」が分からないと、的確な治療が出来ないのです(湿布や痛み止めなどの治療は別ですが)。

病院の検査では、画像診断でヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性は排除されていたので、原因として単純に(1)筋肉による神経の絞扼(こうやく。筋肉が堅くなって神経を圧迫すること)だと判断しました。

もう一つの原因として(2)骨盤(仙腸関節)の歪みも考えられます。
Eさんの場合、仙腸関節の遊びが極端に少なかったため、まず仙腸関節にアプローチしましたが、それでも症状の緩和が見られなかったため、(1)の筋肉による神経の絞扼に的を絞って治療を開始しました。

また、元々電車通勤だったそうなのですが、片道40分の車通勤に変えてから痛みが出ており、長時間の座位により臀部の特定の筋肉が圧迫を受けていることも原因として考えました。恐らく、お尻のどちらかに体重が偏ってかかった体勢で運転をなさっているのではないかと思います。

さて、(1)筋肉の絞扼となった場合、次は絞扼の場所を特定する必要があります。
神経は、脊髄から出て末端に至るまで、様々な筋肉の間を縫って走行しています。その間に、神経を圧迫しやすい場所が何か所かあり、坐骨神経の場合は以下の3か所が考えられます。

①腰の筋肉
②お尻の筋肉
③大腿裏の筋肉

症状から、Eさんの場合は②お尻の筋肉の一つ、梨状筋症候群による坐骨神経と判断して、治療を開始しました。

◇治療と経緯

単純な筋肉の絞扼による血流障害の場合、絞扼部の緊張を緩めると1~2回で症状の変化が見られます。Eさんの場合、1回で変化が見られたので、絞扼部を集中的に緩める治療を継続しました。現在は、大腿方形筋周囲に重だるさが残っているため、その筋肉の短縮が坐骨神経を絞扼していると判断して、集中的に治療しています。

1回目の治療で痺れが和らぎ、5回目位から痺れの範囲が縮小。現在も治療継続中。

◇施術後のフィードバック

思い切って春宵堂治療院さんに来てよかったです。問診も治療も丁寧で信頼しています。

中村正佳

中村正佳

鍼灸あんまマッサージ指圧師 -関節の痛みを専門とし、研究、施術に励んでいます。

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