「内膜が薄くて移植できなかった」 そんな悔しい思いを繰り返していた30代後半の女性。お仕事を頑張り、知らず知らずのうちに積み重なっていた疲れが、不妊治療にも影響を来していました。
薬だけに頼るのではなく、鍼灸で身体を整え、そして「寝て休息すること」「運動して体力をつけること」といったセルフケアの大切さを再確認したことで、停滞していた治療が動き出したエピソードです。
薬を使っても内膜が薄く、移植が延期になってしまう
30代後半の女性。不妊治療中で人工授精で卵を戻そうとしたときに、子宮内膜が薄いという事で延期になってしまうことが多い。子宮内膜を厚くする薬も使っているが効果が出ないので、鍼灸でどうにかならないかと来院されました。
もともと生理痛はあるが薬を飲まなくても我慢できる程度。35歳くらいから少しずつ経血量が減ってきていた。
仕事が忙しく、睡眠不足気味が続いていて、うっすら疲労感はあるが辛くはない感じが数年続いていた。運動習慣は忙しいためまったくないとのことでした。
補う施術+睡眠&運動のセルフケア
全身のツボなどを観察。仕事の忙しさから緊張しているところもありますが、睡眠不足で休めていないこともあり、弱っているところも結構見受けられました。
そのため、陰血を補うような施術をしていったところ、脈なども元気になり、少しずつ経血が増えていきました。
その結果、子宮内膜も正常範囲内に入るようになり、卵を戻すことが出来るようになりました。
また、鍼灸施術をしながらも、早めに寝て睡眠時間を確保することと、散歩したり、通勤で歩く距離を増やすなど心がけるように助言したところ、まじめに実行してくださったことも功を奏したと思います。
考察~不妊治療で来院される方の2つの特徴
不妊治療でお見えになる方の特徴は、大きく以下の2つに分けられると思います。
① 停滞や緊張が強すぎて月経や排卵などがうまくいかないか、何らかの理由で弱っている場合
②子宮周りの元気が無い場合
①は気滞や瘀血、冷えや湿痰などと言われ、精神的なストレスや運動不足、冷えや食べすぎ飲みすぎなども原因として考えられます。
②は、運動不足によって体力が低下していたり、過労や寝不足などで体力を消耗していること、もともとの体質、加齢によるものも考えられます。
この方の場合は、①もありつつ、過労と睡眠不足で②の方が強いと判断して補う施術したところ主訴が改善した症例でした。
30代は若い~鍼灸治療&セルフケアで復活できる年齢
30代後半は、不妊治療という意味で最近では若いくらいですが、一昔前は高齢出産と言われた年齢。
昔よりも栄養状態もよく、例えば還暦であっても昔より若々しくいられる時代ではありますが、やはり二十歳過ぎれば少しずつ老化していることに変わりありません。
30代でも過労や睡眠不足であったり、緊張が強すぎたりすると消耗して弱ってきている方も多いです。
でもやはり30代はまだまだ若いので、しっかり寝て休養を取り、運動をして体力をつければ、ちゃんと復活します。針灸治療だけでなく、やはり自助努力が必要なのです。
もし思い当る節があるなら、針灸治療の前に休養を取って運動をする時間を取るだけでも変化はみられると思います。
不妊治療でお困りの方は、ぜひお近くの鍼灸院に行ってみてください。調布にお住まいの方、京王線沿線の方は是非春宵堂治療院へお越しください。