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筋肉の痛み

ケーススタディ|ぎっくり腰?

◇症状・経緯

立ち仕事をしている方で、何がきっかけで痛みが出たのかが分からないが、徐々に痛みが酷くなり、腰を反ったり後ろを振り向くなどの回旋動作、また座位から立って動き始める時に痛みが出るとのことでした。

◇見立て

前屈、後屈、左右側屈、左右回旋、どの動作でどこが一番痛いかの動作テストをしたところ、後屈時左側にピンポイントで痛みが出るとのことでした。またどの動作でその痛みが軽減するかを確認してもらったところ、椎間関節のずれであることが判明しました。

◇施術と経緯

椎間関節を正常な位置に戻しながら腰を反らしてもらったところ、痛みが無くなったため、椎間関節の動きを阻害していた筋肉(多裂筋)を緩めました。再度椎間関節の動きを良くしたところ、どの動作でも痛みが出なくなったため、施術を終了しました。

◇経過と考察

毎日の立ち仕事の姿勢により多裂筋が緊張し、腰椎が前弯してしまったようです。左側の椎間関節の動きが悪くなって出現した痛みでした。当院に来院される腰痛の患者様は、このタイプの原因のものが5~6割を占めます。一度の施術でよくなる場合が多く、半年や一年に一回、痛みが出ると来院される方が殆どですが、痛みを我慢する期間が長ければ長いほど、施術に要する期間が長くなる場合が多いです。痛みは我慢せず、変だなと思ったらなるべく早めにお近くの治療院に行かれることをお勧め致します。

中村正佳

中村正佳

鍼灸あんまマッサージ指圧師 -関節の痛みを専門とし、研究、施術に励んでいます。

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