◇症状・経緯
ピラティスを始めて数ヶ月後、右肩の可動域がある一点の角度で痛みがあることに気が付いた。その後ヨガを継続するも、痛みが改善しないため、ご紹介で来院。
◇見立て
動作分析とエコー画像により筋肉の状態を見た結果、脇の下から肩甲骨後面下部の組織が硬くなっていることにより痛みが出ていると判断。鍼と徒手療法により、硬くなっている筋肉を緩めた所、症状が8割方改善したため、初診は終了、2診で完全に痛みがなくなり終了。
◇考察
この方の場合、ピラティスを始めたことにより、普段しないような可動域まで動かしたことで、元々の可動域の狭さに気が付いた様です。この場合は、小円筋と大円筋、上腕三頭筋の交差するところが特に硬くなり、肩関節の最終可動域で痛みが出ていました。
生活に支障がないレベルの可動域制限だったので気が付かなかったのだと思いますが、放置していても良くなることは無いので、気が付いたら治療をした方が良いと思います。