「中医学」「伝統鍼灸」の特徴とは
中医学と伝統鍼灸を中心に施術しております。
特徴としては、まず、お悩みの症状を以下の「望聞問切」という古来からの情報収集方法によって全体的に捉えます。
望: 舌の色や顔色、爪の色や歩き方などを観察
聞: 声や匂いなどから判断
問: いつ頃から、どのような状況で、どのような時に悪化するかなど
切: 脈やツボの状態を触って判断
望聞問切で体の状態を全体的に把握し、何が問題の核なのか焦点を絞っていきます。焦点を絞ることで、少ない刺激で大きく動かすことが可能になるのです。
カウンセリングを重視したオーダーメイド治療
巷では「胃には足三里のツボ」「不妊には三陰交のツボ」などと言われていますが、体はそんなに単純なものではありません。
例えば、不妊治療でも、仕事などによる緊張が強く滞りが酷いことが原因なのか、体が弱っていることが原因なのかでアプローチ方法は180度変わります。
また、食欲がない、という場合も、ストレスで胃の動きが抑制されているためもたれて食欲不振の場合と、日ごろから食べすぎている場合、もともと胃腸が弱くて食べられない場合では、アプローチの方法はまったく異なります。
ストレスが原因の場合は緊張を緩める治療が効果的ですし、弱っていることが原因の場合は、何が弱っているかも探り、それを補う治療が有効ということになります。
症状の原因を探るためにもカウンセリングには時間をとり、より少ない鍼でより効果的な「オーダーメイド治療」を目指しています。